帰国子女講師VS純ジャパ講師

英会話講師の仕事

純ジャパ🗾(純粋+ジャパニーズを合成した言葉。幼少期から長期間にわたり日本以外の国での生活経験がない人を指します。)が英会話講師になるうえでどうしても比べてしまうのが「帰国子女です。純ジャパからすれば「英語も日本語もネイティブ👨‍🦱並みに話せる」なんて「かなうわけね~(´;ω;`)」と弱気になってしまいますよね。私ももちろんそう思いました。

ですが「そんなことで悩む必要はない!🙆」と今なら断言できます。私も留学費用💰をケチって日本国内のみでコツコツ英語を学習してきました。地道にコツコツ学習してきた我々純ジャパ講師にしかできない価値のあることだってたくさんあるのです。今回は「純ジャパ講師だからできること3選」について熱く語らせていただきます。

①学習者だからわかる「苦労」を共有できる

英会話学校に通う生徒も、海外に行くことを選ばず、日本で学習することを決めた方々だということをお忘れなく。自然と身についていった帰国子女に比べ、我々純ジャパ英語学習者には苦労してきた「ストーリー📚」があるのです。「この文法がわからない」「単語が覚えられない」など、壁にぶち当たりまくってきましたよね?そんな苦労を乗り越えた経験が生徒との心の距離を繋ぐ橋になってくれます。

1から学習してきた私たちだからこそ、生徒が伸び悩んでいる時期と同じようなレベルや状況だった頃がありますよね。皆さんもジムのパーソナルトレーナー🏋️‍♀️🏋️‍♂️が両親がスーパーアスリートのサラブレッドだったらどうでしょう?そんなスーパーエリートに「私はこうやって鍛えてきた」と言われるのと、運動とは無縁の家庭出身のパーソナルトレーナーに言われる同じセリフは少し違って聞こえませんか?「わかるわかる、私はこうして乗り越えたんですよ‥」と話すことができるのは我々の強みです。「苦労」してきたからこそ、生徒に共有できる学習法やモチベーションを保つためもノウハウを伝授できますし、「0からでも頑張れば私のようになれる」と生徒に希望の光🌄を見せることができます。あなたの人生自身が英語力を伸ばすための参考書なのです。苦労に対して共感できることは、帰国子女講師には難しいのではないでしょうか?

②感覚で勉強してきてないので「説明」がきちんとできる

「帰国子女のように感覚的にすらすらと英語化できたらなぁ‥」と憧れたことはありませんか?私ももちろんあります。がしかし、「感覚」だけだときちんとした「説明」ができないのです。これは特に「文法分野」で顕著にできる講師とできない講師に差が出てきます。

「別に文法が説明できなくても、とりあえず英語が話せるようになれば生徒はいいんじゃない?」 と思われましたか?その通りだとは思いますが、ここで邪魔をしてくるのが日本のガチガチ教育がゆえに英語学習者の多くが「完璧主義者」であることです。

皆さんの高校・中学時代を思い起こしてください。英語の勉強を感覚で行ってきましたか?ほとんどの方がそうではないですよね。分厚い参考書📚を見ながら難しい日本語で説明された文法を学習したり、一言一句でも間違うと不正解✖にされてきませんでしたか?そんなガチガチの学習法が我々日本人の中では大人になっても残っている方が少なくないです。なので「感覚的に話せるようになりたい!!」と思っても、些細な文法や単語の違いが気になり、学習を遅らせてしますのです。

そんな生徒に対して満足のいく文法や単語の説明ができない講師だとレッスンに来る意味がないですよね。きちんと学習してきた純ジャパ英語学習者だからこそできる強みがここにはあります。いまこそその知識を良い意味でひけらかすときです。嫌われない程度に(笑)

③日本人の感覚を持っている



3つ目は正直、英語力に全く関係がありません。要は純ジャパ講師は「日本人の感覚がしっかりある」ということです。生徒は基本的にはほとんど日本人ですから、日本文化や日本人の性質をきちんと理解したうえで円滑にビジネスを行うことができるといえるでしょう。もちろん帰国子女の方も日本人的感覚を持っている方が多いと思いますが、「日本で働き日本人を相手にする」ことをしっかりと意識することが重要です。「これは言わない方がいいな…」「いまは話すタイミングではないな…」など空気が読めないと大きなトラブルにつながることになりかねません。

以上3点が私が思う「純ジャパ講師だからできること3選」です。いかがでしたでしょうか?海外経験がなくたって英会話講師は務まります。ですが私も「海外経験があれば海外の文化やより現実に近い内容で授業ができるのにな…」と何度も思ったことがありますし、「少しは海外経験があった方が生徒に伝えられることも増やせる」とも思ったことが数えきれないほどあります。「ネイティブにできること・純ジャパにできること」この二つが上手く連携している学校は素晴らしい学校といえるのではないでしょうか?

もちろん、帰国子女+上記の3点もできるスーパー帰国子女講師もいます。一緒に働くことになれば思わず私も「くぅ…」と言ってしまいそうです。

なんだか「帰国子女講師」がまるで敵のように話してきましたが、そんなことは微塵にも思っていません。「帰国子女講師」「純ジャパ講師」、このタッグは最強だと思っています。私ももし自分で学校を運営することになるなら「帰国子女講師」にはぜひとも一緒に働いてほしいです。
話はずれましたが、この記事を読んで「海外経験がない私でも英会話講師になれる!!」そう思っていただけると嬉しいです。

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