一般動詞とは「動きを表す言葉」を指します。「走る・食べる・飲む・好む・磨く…」など、日本語になおせば「~う」で終わるものが多いのも特徴です。
be動詞は”be/is/am/are/was/were”の6種類しかありませんが、一般動詞は数えきれないほどあります。皆さんも日本語で動きを表す言葉を思い浮かべてみてください。あげきれないですよね。be動詞と比べ、一般動詞の大変なところはそれらを覚えなければいけない点にもあるかと思います。
では、一般動詞の前回の扱ったbe動詞と比べながら確認しましょう。
【be動詞】 I am Ken. (私はケンです。) He is a teacher. (彼は先生です。) You are not a student. (あなたは生徒ではありません。) Is she tall? (彼女は背が高いですか?)
【一般動詞】 I play the piano.(私はピアノを弾きます。) I use the computer.(私はパソコンを使います。) They make cake every Sunday. (彼らは毎週日曜日にケーキを作ります。) You swim fast.(あなたは速く泳ぎます。)
以上の例を見て以下の3点を確認しましょう。
①be動詞と一般動詞は1つの文章にどちらかしか入れることはできない。 →be動詞を使うなら一般動詞は使えない、一般動詞を使うならbe動詞は使えない
②一般動詞を使う文章の日本語を見ると、必ず「動きを表す言葉」がある。(弾く・使う・作る・泳ぐ)
③動きを表す日本語がない場合は、be動詞を使う。
ポイントは元となる日本語の文章をしっかりと読み、「動きを表す言葉」があるかしっかりと確認をし、あれば一般動詞を、なければbe動詞を使うことを意識しましょう。
一般動詞の肯定文〇の作り方
英語を学習する際の鉄則ですが、日本語と英語では単語の並びが全く違います。日本語の並びのまま英単語を並べても、全く意味の通らない文章になってしますのです。
ここでは一般動詞を使う文章の並びをしっかりと覚えましょう。基本は
主語(~は)+ 一般動詞 + 何を
この並びを意識して文章を作ります。例文を見てみましょう。
I play the guitar. 私は(主語) 弾く(一般動詞) ギター(何を) You like dogs. あなたは(主語) 好き(一般動詞) 犬(何を)
そのほかにも、場所や時間を表す言葉があれば、それらは文の後ろに持ってきます。場所も時間もある場合は、場所+時間の順にすることが一般的です。こちらも例文で確認しましょう。
You play soccer in the park. あなたは(主語) する(一般動詞) サッカー(何を) 公園で(場所) I do my homework after school. 私は(主語) する(一般動詞) 宿題(何を) 放課後(時間) You cook dinner in the kitchen at six o’clock. あなたは(主語)料理する(一般動詞) 夕食(何を) 台所で(場所) 6時に(時間)
一般動詞の否定文✕の作り方
一般動詞の否定文の作り方は、主語の後にdon’t(do not)を入れるだけです。be動詞の否定文の例文と一緒に、確認しましょう。
【一般動詞】 I don’t play the piano.(私はピアノを弾きません。) I don’t use the computer.(私はパソコンを使いません。) They don’t make cake every Sunday. (彼らは毎週日曜日にケーキを作りません。) You don’t swim fast.(あなたは速く泳ぎません。)
【be動詞】 I am not a teacher. (私は先生ではありません。) You are not a teacher. (あなたは先生ではありません。) He is not a teacher. (彼は先生ではありません。)
一般動詞の場合、一般動詞の前にdon’t(do not)が入りますが、be動詞の場合は、be動詞の後にnotが入ります。それぞれの場所にも注意しましょう。
一般動詞の疑問文?の作り方
一般動詞の疑問文の作り方もbe動詞同様、非常にシンプルです。もともとの文の並びは変えず、一番最初にDoを付け加えれは終了です。例文をみて確認しましょう。
【一般動詞】 元の文章 You play the piano. → Do you play the piano? We use the computer. → Do we play the computer? They make cake every Sunday. → Do they make cake every Sunday? You swim fast. → Do you swim fast?
疑問文ができたので、ここからはこれに答える方法を確認しましょう。まずはbe動詞の質問文の答え方を復習します。
Are you a teacher? (あなたは先生ですか?) Yes, I am. No, I am not.
ここでのポイントは、「はじめにbe動詞を使って聞かれたら、be動詞を使って答える」でしたね。ということは、一般動詞の質問文は”Do”をはじめに使って質問していたので、答えるときも”do”を使います。
Do you like dogs? (あなたは犬が好きですか?) Yes, I do. No, I do not. →Noのときは、最後に”not” をつけることを忘れないように。
必ず皆さんに覚えていただきたいのは、Yes/Noで答えられる質問は、その質問文の最初に何を使っているかを確認することです。be動詞で始まる質問文なら、答えにもbe動詞を、doで始まる質問文なら、答えにもdoをつかう。 このことを必ず忘れないようにしましょう。
注意すべき主語
実は今回ご紹介したルールは、主語によってdoがdoesに変わったり、一般動詞の最後にsがつくといったルールが出てきます。これらは次回の記事で取り扱いますのでお楽しみに♪ 中学1年生の方は、この辺から英語に苦手意識を持つ方が増えてきますので、しっかりと確認していきましょう。
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