be動詞とは、動詞のひとつで主語についての「元気、幸せ」といった状態や「~にある、いる」といった存在を説明します。
といっても、中学1年生の方のほとんどはすぐにピント来ないでしょう。そこで大切なのが前回のブログ「小学生でもわかる!be動詞と一般動詞の違い」でご紹介した英語のルール①「英語は 主語+動詞」英語のルール②「動詞は2種類 でも使えるのは1つ」ということです。そして、一般動詞は「動き」を表す言葉ということも必ず覚えましょう。
簡単にbe動詞の使い方を一言で表すと、「日本語の文を見て、動きを表す日本語がなければbe動詞を使う」これだけです。例文でどの場面でbe動詞を使うか確認しましょう。
例1 私は先生です。
この文章に動きを表す日本語がありますか?ないですよね。ですのでこの場合はbe動詞を使って I am a teacher. となります。
例2 あなたは速く走ります。
この文章には「走る」という動詞がありますね。ですので今回はbe動詞は使わず、一般動詞の”run” を使って You run fast. となります。
be動詞の文章の種類
be動詞を使う文章には基本的に3種類あります。「肯定文・否定文・疑問文」の3つです。しかしながら漢字で覚えようとすると覚えにくいですよね。難しい方は「〇/✕/?」と覚えましょう。例に出すとこんな感じ↓
〇 You are a teacher. 「あなたは先生です。」 ✕ You are not a teacher. 「あなたは先生ではありません。」 ? Are you a teacher? 「あなたは先生ですか?」
疑問文は?がついている質問をする文章。否定文はnotが入る文章。肯定文は?もnotもない文章になります。
ではこの3つの文章を詳しく見ていきましょう。
be動詞の肯定文〇の作り方
英語の文章のルールを覚えていますか?そう、主語+動詞(be動詞) の順番でしたね。肯定文はこの順番の通りに作っていきましょう。
I am a teacher. 「私は先生です。」 主語 動詞
You are a teacher. 「あなたは先生です。」 主語 動詞
He is a teacher. 「彼は先生です。」 主語 動詞
ここでもう一つ覚えておきたいのが、主語+be動詞は短縮形があるという点です。短縮形とは2つの単語をくっつけて少し短くしたものを指します。例えば
I am → I’m You are → You’re He is → He’s
このように、主語のあとに’をつけ、主語とbe動詞の間にあった間隔をなくし、be動詞の最初のアルファベットを省略します。
be動詞の種類(基本的な3種類)
ここで皆さん、なにか違和感を感じませんか?なんと3つの文章それぞれでbe動詞が違うのです。「こんなの覚えられない…」ど思わないでくださいね。覚え方は簡単です。
まず、be動詞は3種類あると覚えましょう。(本当はもう少しありますが、とりあえず3つです。) is/am/are この三種類です。これらは主語が誰か、もしくはその人数によって変化します。
①am→主語がIの場合しか使用できません。Iだけです。「I and you」など”I”の次に”and”などで誰かが加わった時点で使用できません。”am”は”I”専用のbe動詞なのです。
②is→主語が1人の人間、もしくは1つの物の場合に使用します。例文を見てみましょう。
He is a teacher.「彼は先生です。」 「彼」というと男性1人を指しますので”is”を使います。
Kenta is tall. 「健太は背が高いです。」 ここでの主語は「健太」1人ですので”is”を使います。 「健太って世の中にたくさんいるじゃん」とは思わないでくださいね。見た目も性格も遺伝子まで同じ健太はいないですよね。
Japan is famous for sushi.「日本はすしで有名です。」 「日本🗾」という国は世界に1つしかないですよね。ですので”is”を使います。
③are→主語がyou,もしくは2人以上の人間、もしくは2つ以上の物の場合に使用します。例文を見てみましょう。
You are a teacher. 「あなたは先生です。」
Kenta and I are good friends. 「健太と私は親友です。」 ここでの主語は「健太と私」ですので、足すと2人ですね。ですので”are”を使用します。“I”で終わっているからといって”am”を使ってはいけませんので注意です。”am”は”I”1人の時しか使用してはいけません。
Those three cats are cute. 「あれら3匹のネコはかわいいです。」 主語は「あれら3匹のネコ」で2匹以上ですから、”are”を使います。
be動詞の否定文✕の作り方
be動詞の否定文の作り方はとっても簡単です。be動詞の後ろに”not“を入れるだけで終了です。先ほど肯定文の作り方で挙げた例を使って否定文を作ってみますね。
I am not a teacher. 「私は先生ではありません。」 主語 動詞
You are not a teacher. 「あなたは先生ではありません。」 主語 動詞
He is not a teacher. 「彼は先生ではありません。」 主語 動詞
とってもシンプルで簡単ですよね。ですが、ここでもまた短縮形の登場です”not“が加わったことで、短縮形の種類も少し増えます。
I am not → I’m not
You are not → You’re not/ You aren’t
He is not → He’s not/He isn’t
“are not”の短縮形”aren’t”、is notの短縮形”isn’t”が加わるので要注意です。ただし、”am not”は”amn’t”とはしないので気をつけましょう。
be動詞の疑問文?の作り方
be動詞の疑問文の作り方も非常にシンプルです。「主語とbe動詞の順番をひっくり返す」これだけです。先ほど肯定文の作り方で挙げた例を使って疑問文を作ってみましょう。
I am a teacher. 「私は先生です。」 Am I a teacher? 「私は先生ですか?」
You are a teacher. 「あなたは先生です。」 Are you a teacher? 「あなたは先生ですか?」
He is a teacher. 「彼は先生です。」 Is he a teacher? 「彼は先生ですか?」
ここまではシンプルですが、疑問文はこの後、答えも必要になってきます。「質問されたら答える」これが鉄則です。では答え方を見ていきましょう。答え方は“Yes” “No”の二つが必要となってきます。
①Am I a teacher? 「私は先生ですか?」 〇Yes, you are. ✕No, you are not. ※この質問文はあまり中学校では出てきません。
②Are you a teacher? 「あなたは先生ですか?」 〇Yes, I am. ✕No, I am not.
③Is he a teacher? 「彼は先生ですか?」 〇Yes, he is. ✕No, he is not.
ここで注意しなけれはいけないのは、「誰について質問しているか」です。主語がyouの時は要注意です。自分に対して相手が質問していますので、答えるときは”I”を用いましょう。
そして、Yes・Noで答えられる質問文は最初に何で始まっているかが重要になります。今回の3つの例文はすべてbe動詞で始まっていますよね。be動詞で聞かれたらbe動詞を使って必ず答えることを意識しましょう。答えるときに使うbe動詞は、答えるときに使う主語に対して適切なbe動詞を使ってください。
be動詞の過去形
be動詞には「過去形」もあります。過去形は2種類で、”was”と”were”があります。覚え方はとてもシンプルで、
is/am→was are→were
と変化するだけです。アルファベット2文字は3文字に、3文字は4文字にと覚えましょう。では現在形と比べるため、例文をみて確認しましょう。
【現在形】私は先生です。 【過去形】私は先生でした。 I am a teacher. I was a teacher. 【現在形】彼は先生ではないです。 【過去形】彼は先生ではありませんでした。 He is a teacher. He was not a teacher. 【現在形】あなたは先生ですか? 【過去形】あなたは先生でしたか? Are you a teacher? Were you a teacher? Yes, I am. Yes, I was. No, I am not. No, I was not.
いかがでしたか?以外にもbe動詞の文章はシンプルなものが多いです。これらのルールを踏まえて早速練習問題等に取り組んでみましょう♪
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