3級のライティング問題は「自身のこと」についてですので、身近なことを考えれば何となく少しはアイデアが出やすいのではないのでしょうか?
ですが、準2級以上になるとより「一般性のある内容」つまり、自分自身だけの問題ではなく、自分を含めたほかの人の考えも考慮しなければなりません。
そこでトピックを見て「こんなこと考えたことない」と頭を悩ませたことはありませんか?「何を書こう」「具体的な例が出てこない」「そんなん知らん…」など、特に人生経験が少ない高校生以下の受験者たちはよくこれらの悩みにビ地当たることが多いです。どんなに英語力が高くても文字に起こすためのアイデアがないと意味がないのです。
それを一発で打破する方法が2つあります。
①「極端に考える」
イメージは「0か100か」という感じです。
例えば「コンビニエンスストアが24時間営業であるべきか」という問題が出てきたとしましょう。中途半端に「24時間から、深夜の12時までの営業になったら」などと考えてしますと「別に助かりも困りもしないよな…」といった一番アイデアが出てきにくい考えにたどり着いたまま悶々と時間が過ぎていくだけになってしまいます。
では「24時間営業から1日1時間営業」と極端に考えてみましょう。お昼の12時~13時のみの営業として考えます。(現実的にはあり得ないですが、営業が成り立たないなど、超専門的な細かいことは考えないようにしましょう)そうするとどうでしょう?
「学校終わりに行けない」
「トラックドライバーが夜に使えない」
「全然コンビニが儲からない」
「1人でも営業できる=人件費が減る」
「電気をあまり使わないから環境に良い」
などアイデアがどんどん出てきます。「極端に考える」ことで細かいことを考えないようにし、メリットやデメリットを考え出しやすくするのです。
②「環境」「時間」「費用」「人間関係」「健康」の観点から考えてみる
自分がアイデア出しに困ることをわかっているならまず考え始める観点をあらかじめ決めておきましょう。皆さんはライティングの書き方の型(例えはFirst, Secondなど)はもう決めているはずです。ですので、考え始め方も決めておけば無駄に悩まずに済むはずです。
そこでどのトピックにも何となくあてはめやすいのが「環境」「時間」「費用」「人間関係」「健康」の5つになります。
先ほどの「コンビニエンスストアが24時間営業であるべきか」の問題を使ってみましょう。上記5つの観点から考えられる「良い点」「悪い点」を簡潔に上げていきます。
24時間だと良い点
①「環境」夜でも明るい場所があれは防犯上助かる
②「時間」どんな時間帯にでも買い物ができる/労働者が増え、多くの人を雇える
③「費用」長時間営業しているのでたくさん売り上げが見込める
④「人間関係」多くの労働者がいるので、スタッフが新たな交友関係を広げられる
⑤「健康」病気の時やすぐに飲み物や食べものが欲しい時にいつでも買いに行ける
24時間だと悪い点
①「環境」電気の使用量が増え、環境に悪い/廃棄物の量が増える
②「時間」少人数で営業ができる
③「費用」長時間営業しているので人件費や光熱費がかかる
④「人間関係」多くの人と働かなくてよいので人間関係での問題が少ない
⑤「健康」手軽さゆえに、頻繁にコンビニに行くと健康に悪い
いかがでしょうか?こういった内容は様々な内容に汎用することができるので、これらに関する英単語や使える構文を重点的に覚えておくとさらに良いでしょう。
まとめ
すべての技能(スピーキング・ライティング・リーディング・リスニング)に共通して「手順」を決めておくことは、本番慌てず落ち着いて取り組むために非常に重要です。
これら2つの方法を、ぜひ日々のライティング学習に取り入れてみてください。
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