「何回勉強しても単語が多すぎて覚えられない!!」「キャパオーバー…」という方がいらっしゃいませんか?「これ1つ覚えたらたくさんの単語がたくさんわかるようになる」そんな方法があったら嬉しいですよね。
実は英単語にも「これ1覚えれば、大体の単語のイメージがつかめるようになる」方法があるのです。🙌それが「接頭辞」「接尾辞」になります。要するに、英語にも漢字で言う”部首”のような存在があるのです。
例えば「さんずい(池・沖・沼など)」がついていると「水🫗に関する漢字」が多かったり、「にくづき(胸・腹・肺)」がついていると「体🏋️♀️に関する漢字」が多かったりしますよね。初めて見る漢字を目にしたとき何となく意味が取れたり、イメージが取れたりすると思います。
それと同じように英語にも部首のようなものが存在します。単語の頭に付くものを「接頭辞」、最後に付くものを「接尾辞」と呼びます。まずは「接尾辞」からみていきましょう。
「接尾辞」で品詞の見分け方をマスターしよう
「接尾辞」を覚えることは直接単語の意味を想像することにはつながりませんが、TOEICのPart5で瞬時に正しい選択肢を選ぶためには必須の知識になります。
日本語でも 歩く・走る・食べる・飲むなど「~う」で終われば動詞、かわいい・賢い・美しい・赤いなど「~い」で終われば形容詞である場合が多いですよね。それと同じような法則が英語にもあります。たくさんありますので、今回はよく見かけるものだけをご紹介しますね。各意味の詳細もあるのですが長くなるので気になる方は、他の方の記事をぜひ参考にしてください(笑)今回は省きます、申し訳ない!いつかこのブログでもまとめ記事を出せたらと思います。
〇名 詞:-tion, -ce,-ty, -ness, -ment
〇形容詞:-ful, -able, -tive, -ous, -ic,
〇動 詞:-fy, -se, -ze
〇副 詞:-ly
これらを覚えればこういった問題が瞬時に解くことができます。
例)He has a ( ) picture. 選択肢 a) beauty b) beautiful c) beautifully
”picture”は名詞なので名詞を修飾するのは形容詞です。ですので正解はfulで終わる b)beautiful が正解になります。TOEICはこんなに簡単な文章ではないですが、接尾辞を覚えておけば( )の前後の単語を見るだけで問題が解けますね。とっても便利です。
「接頭辞」をマスターし、単語の意味を推測できるようにしよう
もうすでに冒頭でもお伝えしましたが、「接頭辞」が漢字で言う「部首」のような役割をしています。皆さんは以下の単語を見たとき、どのような共通点があると思いますか?
replay(再生する)/return(戻す)/remember(思いだす)/reimburse(返済する)/recall(思い出す)/resume(再開する)
もうお分かりですよね。すべて”re”から始まり、意味に「返す・再び」といった共通点がありますね。では問題です。次の()に入る適切な単語はどれでしょうか?
June’s mother hoped that his illness would not ( ). a) cure b)recur c) operate d) save
正解は b)recur でした。皆さんは正しい答えが選べましたか? 英文は「ジョンの母親はジョンの病気が~しないことを願った。」の意味で、病気にどうしてほしくないか考えると「再発する」が浮かべば、re(再び)の意味を持つ recur が選べますね。実はこの単語、英検準1級や1級レベルの単語😮になります。こののように、意味が分からなくても単語の意味をイメージ(完全な日本語にしなくてOK)できるようになれば難しい単語の意味だって分かるようになるのです。
ではここで少しだけですが、よく見る「接頭辞」をご紹介しましょう。「接尾辞」同様本当はめちゃくちゃあるのですが、皆様の頭がこんがらがってしまわないよう、代表的なものだけご紹介しますね。もっと知りたい方は、こちらも別の方の記事をまずはご参考に(笑)
co- 共に~する系・グループ系の意味を持つ単語が多い dis-/de-/un- ネガティブ系 の意味を持つ単語が多い in- 入ってくる系・巻き込まれる系の意味を持つ単語が多い pre- 前もって・事前にしておく系の意味を持つ単語が多い ex- 外に出る系の意味を持つ単語が多い
「接尾辞」「接頭辞」をマスターした暁には‥
まずはこの単語を見てください。
unexpectedly
3級、準2級レベルの学習をされている方は「は?!」と思うかもしれませんね。ですがご安心を。長い単語こそ、「ヒントがある」と思ってください。つまり、わからなくてもわかるかもしれないチャンスがあるのです。その反面、短い単語はわからなければ諦めてください。ヒントがあまりないので。
さあ、「接尾辞」では”ly”がありましたね。「接頭辞」では”un”がありました。この2つを指で隠してみましょう。何か見えてきませんか?そうです、”expect”です。ここでexpectの意味が分からない方、申し訳なです。もう少し単語を学習しましょう。expectは「予期する」という意味ですから、unというネガティブ系の接頭辞がついていますので「予期せぬ」という意味になります。このように、長い単語の中には実はもうすでに知っている単語が隠れていることが多いです。諦めず、分解して考えてみましょう。
また、英語単語は「接尾辞」「接頭辞」を覚えていると、1度で覚えられる単語の量が2倍・3倍となります。例えば先ほどのexpect(予期する)の意味を覚えれば、以下の単語も「接尾辞」「接頭辞」のルールを用いて覚えられるのです。
expectation(名詞)予期されるもの/expectant(形容詞)期待を示す/expectantly(副詞)期待して/unexpected(形容詞)予期しない/unexpectedness(名詞)思いがけないこと
いかがでしたでしょうか?なんだか少し気持ちが楽になりませんか?だんだんと多くの英単語を覚えていくと自然と自分の中でカテゴリー化され、知らない単語の意味が何となく想像できるようになってきたら、英語学習上級者です。このような「学習のコツ」を覚え、効率よく楽しく学習しましょう!
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